マスタリングTCP/IP入門編(第一章)
- 作者: 竹下隆史,村山公保,荒井透,苅田幸雄
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2007/02/24
- メディア: 大型本
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とりあえず、その第一章で分かったことを記述。
- コンピュータ間の情報通信には様々な手法が提案されてきた。その通信のお約束。→ プロトコル
- TCP/IPは通信規格としてデファクトスタンダードである。
- 標準規格として提唱されたOSI(Open Systems Interconnection:開放型システム間相互通信)を元に通信を考えた場合、通信は7つの階層構造をとる。(OSI参照モデル)
- 通信時はまず送信者から送信されたデータが高階層から低階層に移動し送信される。*1受信者は受信データを低階層から高階層に移動することで受信・データ確認が可能となる。
きっとこんな感じ。
*1:ルータ内の動作については割愛。
Schemeの導入(その2)
前回Schemeの導入 - アマグラマーは走り出すによって一応Schemeは使用可能状態となったもののこのままではエディタでの編集が出来ず、大変面倒臭い。なのでカレントディレクトリを探す。*1
Scheme上で
1 ]=>(pwd) ;Value 11: #[pathname 11 "カレントディレクトリ名"]
となる。何だ、Linuxのコマンド使えるのね。私の場合はカレントディレクトリが"c:program filesmit-gnu scheme]"であった*2。そこで、mit-gnu scheme下にtryフォルダを作り*3プログラムの作成を行うこととした。tryフォルダへの移動は
1 ]=>(cd "try")
でおk。ただ、毎回タイピングするのが非常に面倒臭い。Scheme入門:http://www.shido.info/lisp/scheme1.htmlでは.iniファイルを作ることでこれを回避していたが、上手くできていない。ここからのプログラムのロードについては次回記述予定。
「ウェブ時代をゆく」梅田望夫を読んで
行動する勇気の必要性が書かれており、失敗の不安から尻込みをした。しかし、本ブログ執筆から得た知の「高速道路」体験がその不安をも払拭する可能性を持つと感じた*1。
ウェブ時代では主に2つの生き方が存在する。大企業内での生き方とそれ以外。それ以外の生き方ではプロフェッショナルを目指す「高速道路」とゼネラリストを目指す「けものみち」の2種類がある。どの道を目指すにせよ「ウェブは自ら助くる者を助く」。そのためにも、ウェブに対し能動的に行動することが必要なのだ。
しかし、まだ好きではないものに対して人は能動的に行動可能なのだろうか。知識の不備から非難されるのではないか、との不安を私は感じた。所詮、勇気を起こせるほどの自信を持つ者だけが勝ち残って行くのか、と。ブログを始めることでさえ遅かった私には縁のない話なのでは、と。では恐がりで心配性の人はどう生きて行けばよいのか、との疑問が首をもたげた。
だがアンディー・グローブについて述べた後、こんな一節があった。
彼の座右の銘がこの「Only the Paranoid Survive」という言葉である。Paranoidとは「病的なまでの心配性」という意味。「病的なまでの心配性な人々だけが生き残る」。そのくらいの緊張感で事に処する者だけが、厳しい競争を生き残る(高速道路の先の大渋滞を抜ける)ことができるという意味だ。
ここで言うParanoidとは私のような心配で足がすくむだけのタイプではなく、現実を直視し恐怖を感じながらも、しかし楽しみながら困難を乗り越えて行く人々なのだろうと思った(もしかすると追われる感じを動機とするだけかも知れないが)。いずれにしても、走り続けるだけの「好き」や「心配性」を持ち得ない私にとってこの先、進むことは出来るのだろうかと思った。
結論から言えば、その心配は杞憂であり、ウェブは寛容だった。こちらの心理など関係なく十分な見返りを与えてくれる。そして、それが楽しいのだ。
Scheme初心者であった私は、先日Schemeの導入 - アマグラマーは走り出すと言う記事を書いた。それに対するトラックバックhttp://d.hatena.ne.jp/yorutrain/20080228/1204173606によって同時期に学んでいる人の存在(競争相手というモチベーション)と十分な問題解決法を得ることが出来た。
知の「高速道路」の先には確かに大渋滞が待っているかも知れないし、それより前で事故に遭うかも知れない。しかし、だからといって不安から行動せず高速道路を使わないのは大変にもったいない。自助とはこちらの心理状態に関わらず*2行動のみの事なのだということを理解した。
ブログを始めて知の「高速道路」を知ることで*3、ウェブの凄さを垣間見たことで、今この時にこの本に出会えて良かったと感じ、これからの学び方にヒントを与えてくれた。
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/11/06
- メディア: 新書
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Schemeの導入
Schemeを勉強すると書いておきながらほったらかしだったので。
環境はwindows xp でschemeの導入には以下のサイトを参照した。
Scheme入門 : http://www.shido.info/lisp/scheme1.html
このページ内の3.1.2まで行えばMIT-Schemeの最新版は動作する。ただ、動作させると同時にSchemeの他にEdwinも立ち上がってしまう。この状態のときScheme内への書き込みは出来ない。一度[Ctrl]+[x] [c]を行いEdwinを閉じれば次ページ移行の計算なども行える模様。
今後の参照は独習Scheme3週間:http://www.sampou.org/scheme/t-y-scheme/で行こうかと考え中。
本当は↓を買いたかったけど訳がすごいし、かといって英語を読むほどの気力もないのでとりあえずこれで行こうかと。
- 作者: ジェラルド・ジェイサスマン,ジュリーサスマン,ハロルドエイブルソン,Gerald Jay Sussman,Julie Sussman,Harold Abelson,和田英一
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2000/02
- メディア: 単行本
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「死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う」森達也を読んで
死刑制度について考えさせられた。読む前は危険因子の削除や見せしめによる犯罪抑止として漠然と死刑の必要性を感じていたがより深い議論・考察の必要性を感じた。国民の大多数が死刑賛成論者であると言われていながら、関心を示していない現在にぜひ読まれるべき本。
書き方は取材を時系列に載せたルポタージュ。筆者は当初死刑廃止論者であった。これだけだと、マイケルムーアの「ボーリングフォーコロンバイン」よろしく、取材で会った賛成論者を次々論破していくのかと思った。が、取材を続けるに従ってその考え方にぶれが生じてくる様が克明に描かれている。
上述の通り、私は死刑賛成論者であった。しかし、本書に書かれている死刑導入による犯罪抑止効果が期待できない点や冤罪の点、そして国が人を殺すことに対する理不尽さ等を読み、理性的に考えるとその正当性、必然性を見出すことは出来ないと考えるようになった。また、死刑希望殺人(ex:池田小学校事件)のようなことも起こりえる。
では、死刑はなくすべきか。本書にも書かれているが結論を出すことは一概には出来ない。その最たる理由は被害者家族の感情だろう。ただの報復感情だと言われればそれまでかも知れない。しかし、被害者になったことのない私たちに彼らの心の内を理解することが果たして出来るだろうか。償いでは癒やされないのだ。被害者が戻って来る事がベストでありそれ以上でも以下でもないのだ。許すことの難しさを再認した。
他に書かれていて気になった点を、以下記録。
死刑は何故「死刑」なのか。「殺刑」が正確なんじゃないか。
死刑宣告後に更正する人々の話が出ていたが、もし死刑ではなく彼らに終身刑が言い渡されていた場合、彼らの更正は起こりえただろうか。死と向き合う中で、生まれたのではないのか。きっとこの議論は形だけでも死刑を残す議論に繋がるのだろう。
はじめましてのご挨拶
このblogは、ふるをの平凡な日常を淡々と描くものです。
過度な期待はしないで下さい。
あと、気持ちは明るくしてTBは3クリック離れて見やがってください。
さて上段 冗談はさておき、このblogはアマグラマーからの脱皮を目指し足跡を残すべく付けるblogです。現状ではC言語を少々かじった程度(マイコン制御を軽くやったくらい)のスキルですが、暇になった約6週間でどの程度向上できるのかを記録すべくつけ始めます。目標はK&Rの読了(←これでCはokなんでしょうか?)とschemeの習得。同時進行が大好きなので、あまり良く分かってないLinuxやネットワークについて学んでいこうかと考えております。アドバイス等あればよろしくお願いいたします。