書評

「『婚活』時代」 山田昌弘 白河桃子を読んで

これから結婚相手を探す人とその親御さんに読んでもらいたい本。 結婚活動を就職活動(就活)になぞらえて、過去と現在の比較を行っている。 結婚なんてほど遠い未来の話かと思っていたが、ちょっと危機感を持った。せめて、話す機会は確保しないといけない…

「モモ」ミヒャエル・エンデを読んで

時間の倹約に努めながらも、幸せになれない人に読んで欲しい本。良書との出会いにはタイミングが大切だと言うことも改めて感じた。言わずと知れた、名著。だが、心温まった、心が震えたのであえて記事とする。私は今年就職した。就職するまでは自分個人の力…

「「超」文章法」野口悠紀雄を読んで

内容が不明瞭な文章を書きがちな私にとって、処方箋となりうる本。また、プロローグに書かれていた本(文章でも問題ないだろう)を書くメリットはblogを続けるモチベーション向上にも繋がった。良い文章を書くには「感性」のみに頼る書き方ではなく、優先順…

「ウェブ時代をゆく」梅田望夫を読んで

行動する勇気の必要性が書かれており、失敗の不安から尻込みをした。しかし、本ブログ執筆から得た知の「高速道路」体験がその不安をも払拭する可能性を持つと感じた*1。ウェブ時代では主に2つの生き方が存在する。大企業内での生き方とそれ以外。それ以外…

「死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う」森達也を読んで

死刑制度について考えさせられた。読む前は危険因子の削除や見せしめによる犯罪抑止として漠然と死刑の必要性を感じていたがより深い議論・考察の必要性を感じた。国民の大多数が死刑賛成論者であると言われていながら、関心を示していない現在にぜひ読まれ…